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用語解説集

アナルフィスト

アナルフィスト(あなるふぃすと)は、肛門に手を入れることにより性的快感を得る性行為の一種です。SMのカテゴリーに分類されることもありますが、最近ではSMに限らずこのプレイを楽しんでいる人たちも少なくありません。

充分に肛門の筋肉をほぐした後、徐々に手を挿入する。膣と違いもともと拡がる前提の器官ではないため、通常初心者では指が入る程度で肛門に拳が入ることは難しい。>指を束ね手を細くして挿入するようにすると入りやすくなりますが、その際にはラバーグローブやリドカイン配合のゼリーを使用すると衛生面の不安や無用な苦痛を回避できます。
※リドカインは麻酔薬のため使用には十分な注意が必要です。 また、感覚が鈍くなるため快感を得にくくなります。そのため肛門の拡張を主目的とする場合には良いですが、より快感を求めるカップルには向かないでしょう。

肛門拡張を行なった熟練者では、手首全体を挿入することも可能になります。また、挿入後に拳を握る行為もアナルフィストの範疇でありますが、慣れない場合はかなりの危険が伴います。手首の挿入により、肛門が拡張され挿入されている側は大きな性的快感を得ることができます。

しかし、アナルフィストは非常にマニアックなテクニックであり、一般的ではないといえます。
また、強引に手を挿入することによって、肛門裂傷などを受傷する危険性も高いため、安易に試みることは危険です。十分な合意と拡張がなされぬまま試みられた場合、快感を得るどころか大きな苦痛を味わうことになるとともに、回復不可能な損傷を身体へ与えてしまう可能性があるため十分な注意が必要なのです。肛門は排泄器官として閉じていることが前提の器官です。そのため手が入るほど拡張された場合、排泄のコントロールを失うのではという、人間としての尊厳に関わる不安が生じます。
※実際には筋肉に損傷を負わせない限りそのような問題が生じることはありません

SMプレイの場合はその不安がマゾヒストにとって被虐の快楽となりますが、肛門性愛を互いに楽しもうとする場合は精神的なケアも必要です。
通常は、男性が女性の肛門に手を挿入するというパターンが多いのですが、同性愛者間(ゲイやレズビアン)や、マゾヒズムの男性の肛門にサディストの女性が手を挿入するというパターンもあります。
女性の方が手が小さいため、挿入側に向くといえるでしょう。

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