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用語解説集

言葉責め

言葉責め(ことばぜめ)は、SMのプレイスタイルとして発生し、今ではM性感や、ちょっとしたプレイにも応用されています。

言葉による刺激というのは左脳へ言葉で入力し、性的な興奮という形でアウトプットされるものであるため、直接的な刺激(肉体的な快楽)と併用すると効果が倍増する傾向があります。 種類としては、ねっとりいやらしいエロ系から「このブタ!」「バカマゾ」など罵倒系まで幅広く、S(サド=攻める方)の側にボキャブラリーのストックが要求されることと、トチったりどもったりすると、ご主人様や女王様(=Sの別称)としての威厳がなくなるばかりか場の雰囲気が冷めてしまい、かなり恥ずかしいこととなります。
ただ言葉を羅列すればいいというものではなく、美的センスを求められる。 ノウハウやHOW TOがないため、かなり経験と知識に豊富さが要求されることは言うまでもないでしょう。
言葉責めの注意点
ただ罵倒したり、いやらしい言葉を吐きかけても、相手によっては腹を立てたり滑稽にしか受け止めなかったりします。そのため、相手が興奮するポイントをきっちりと踏襲し、お互いの理解を深めた上で行わないと無効となる可能性があります。
また、難解な言葉や遠まわしな表現はなるべく使わない方がいいでしょう。これは、そうした言葉が脳に伝達するまでにワンクッションを置いてしまうからで、せっかくの興奮に水を差してしまいかねない恐れがあるからなのです。
言葉責めはテンポよく、スピーディーに行った方がお互いの気持ちは高揚しやすいと考えます。
言葉責めのテクニック
ただ単にいやらしい言葉で罵倒すれば良いと思っているならば、言葉責めについての考えを改めた方がいいですね。 言葉責めは呼吸のリズムや間の取り方、選び方のセンスなどが問われる難易度の高い遊戯です。そのため、素人考えで始めると相手が興ざめし、プレイの熱が急激に冷却される恐れがあります。

どんな言葉責めが理想かと言えば、まずはリズム感覚でしょう。 ランダムに「馬鹿死ねデブ薄汚い豚野郎が!!」などと絶叫したところで、Mは興奮などしないし、言ってる側も憎悪のような感情を剥き出しにしてしまうのでプレイとして成立しなくなってしまう。
よって、適切なリズムでキメる必要があるのです。 相手が感じている様を上から見下すような感じで「こんなに○○しちゃって」みたいな台詞をゆっくりと正確な発音と一定のリズムで言った後、「この豚野郎!!」というような畳み込むような三連譜を配置すると美しいリズムが発生します。この時、間に別のリズムをぶつけてポリリズムを演出するのも高等テクとしては効果的であります。

次に、間の取り方、タイミングの問題です。
いきなり「死ねクズ」みたいな入り方をするのも上級者ならいいでしょうが、慣れないうちはなるべくゆったりとした責めから入るのが定石です。このときの責めのステップあるいは手順として、最初に軽い辱しめるような言葉を投げかけ、次にそれをどんどん強化し、相手の欠点を突くようないやらしい言葉で増幅させるというパターンがおすすめです。合間に相手の本名や私生活に関する言葉を織り交ぜるとより効果的です。 このタイミングの取り方が少しでも早かったり遅かったりすると、興奮のメーターが一気に下がってしまうので、キメるところはばっちりキメたいもの。

最後に、センス・ボキャブラリーについて。
やはり一般的に使われている言葉とオリジナリティのある責め言葉を織り交ぜるのがプロの技です。また、相手に合わせて言葉を選ぶのが重要で、例えばガリガリに痩せているM男に対して「デブ・豚」などの普段本人が気にしていない言葉を浴びせかけても、全く効果は得られないと思います。

なので、相手が早漏ならば「もう○○なの?」と責め、相手が老人なら「いい年して○○」みたいな相手に合わせた言葉を選ぶ必要があるでしょう。 また、当然ながら行き過ぎた罵倒は相手がキレる可能性もあるので、プレイの範疇で抑えておきたいものです。先日親が死んだようなM男に「お前の親は死んで当然」のような笑えない責めを行っても、性的な興奮は引き出せないことは言うまでもありません。 プレイ前に相手にどんな欠点や性癖があり、どんな過去があるかも引きずりだして確認しておくと、プレイへの応用も利くし、言葉のバリエーションも増やせます。
そのため、プレイ前のコミュニケーションは言葉責めにおいては必須事項であるとさえ言えます。
あとはできるだけ分かりやすく、鋭さのある言葉(発音として)を選択していけば、プレイの成功は見込めるであろうと考えます。
言葉責めの意味
相手を言葉の力で性的に興奮させるという呪術は、タントラ的であるのかもしれませんが、性交に宗教的な意義や神を見出さなくても、言葉責めというスタイルは使用できます。
日常的なセックスの装飾として言葉責めを取り入れても良いし、エンターテイメントとしてアダルトビデオや風俗店でのプレイを盛り上げるための道具として導入してみるのも良いでしょう。 言葉責めはオールラウンドな技術であるので、磨けば磨くほど各ジャンルでの応用が可能なのです。

相手のツボを突いて興奮を引き出すという図式は、やはり魔的に映るかもしれませんが、使いこなしていくにつれ自然な形でのテクニックが身につき、日常での生活にも不思議と活気が出てくることと思われます。 言葉責めを行うことによって人間性が高められるならば、これはぜひとも実践してみるべき課題であると言えるのではないでしょうか。

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